愛媛県宇和島市を中心とした南予地域の古民家・古い家の耐震設計・耐震リノベ工事

09075751358

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古民家の短所を長所に変える耐震補強

 
古民家再生・リノベーションする際に、心配なことの一つが【耐震補強】の問題です。古民家には、先人の知恵が集約されており、様々な地震対策もなされています。

 
 
例えば、伝統工法による建築物の足元は、石の上に柱が立つ「石場立て(いしばたて)」といわれる構造になっています。礎石の上に柱を建て、柱に対して、足固め・差し鴨居・桁固め・貫等などの水平部材で構成します。そうすることで、地震の揺れをを受け流し「いなす」工法で、粘り強い「柔構造」となります。

 
 
築200年超古民家である太宰家の主屋(おもや)も石場立てで造られています。

 
 
また、木材の強度は200年~300年は変化しないといわれており、古民家は最近の住宅とは比較にならないほど頑丈で、良質な木材がふんだんに使われています。木材の質だけを考えたら、現代の建築には決して劣らない丈夫なものです。

 
 
しかし、ここのところの頻繁な地震・水害・風害は年々回数も多く、被害も甚大になってきています。いくら頑丈な古民家でも、経年劣化はありますので、危機管理しておくことが重要になってきます。

 
 
建物に問題がなくても、地盤に問題がある場合もありますので、古民家や古い家の耐震補強リノベーション工事を行う際には、現地調査が欠かせません。

 
 
與那原浩建築設計室では、多くの古民家修景や古民家建築に携わってきた経験から、従前の雰囲気を損なわずに、耐震補強リノベーション工事を行うことができます。