三間の古民家1
リフォーム前 台所
リフォーム前 居間
居間 開口部
リフォーム後 台所
リフォーム後 居間
居室
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特 徴
築200年超古民家太宰家、私達の居住スペースのリノベーション工事事例です。
台所・浴室など水周り設備が傷んでしまったため、内装を自然素材に変更しました。居室は、空気の流れが寸断されていたので、新建材で造られた内装を全て撤去し、間取りから改変しました。一部、小屋組みも変更し、自然素材を多く用いました。
床は、ヒノキの無垢板、壁は珪藻土(けいそうど)塗り、又は杉板張り、天井は勾配をとり杉板張りとしました。土間床だった台所は、床組みをつくり、居室と段差がないバリアフリーとし、居間と一体になるように間取りを改変しました。
建具は全てスライドできる引込戸とし、居間の建具は1間幅の引込戸としています。全開にすると自然と一体となった心地よい空間ができました。
■用 途 1戸建ての住宅
■構 造 木造平屋建
■竣 工 2005年9月
■目 的 築200年以上の古民家(母屋北側部分居住区)のリノベーション工事
感 想
居住スペースである母屋北側部分幅25mのリノベーション工事を行いました。
リフォーム前は、部屋が細かく分断されており、風の流れも悪く、いつもジメジメしてホコリぽかったです。リフォーム後は、部屋と部屋は引き戸で仕切り、全体に風が入るようになり、北側部分なのに明るくて、とても気持ちがいい空間となりました。珪藻土の塗り壁や障子が、夜になるといい雰囲気を醸し出して、落ち着きます。
住み心地はよく大変満足していますが、低予算で居室部分の断熱を省いたため、冬に床下から底冷えするのが少々悔やまれます。母屋表部分はそのままに、北側部分の居住スペースはオール電化で、古民家だから安心安全です。外観はそのまま、内装は快適にリノベーションする古民家での暮らしはとても快適だと思います。