私の住んでいる家は、江戸時代文化文政(1804年~1830年)に建造された古民家の太宰家です。
元は茅葺の木造平屋建てですが、200年以上の長きにわたり、風雪に耐えてきました。この古民家の長屋門(ながやもん)男衆部屋(おとこしべや)をリノベーションして、與那原浩建築設計室を開業したのは、2000年のことです。
2000年の開業以来、太宰家をお手本にしたり発見することが毎日のようにあり、日本の伝統建築の奥深さを日々感じています。
古民家に実際に住んでいる私だからこそ分かる古民家のメリットデメリットを含めた価値や魅力を多くの人に伝えていきたいという気持ちが常にあります。
風土にあった先人の知恵がいっぱい詰まった古民家が失われている昨今なので、微力ながら、できるだけ遺していけるよう尽力していく決意です。よろしくお願いいたします。